“見えないところもちゃんとしてくれる”と信頼できた。――愛猫と暮らす、光と風が巡る家
無垢床と塗り壁、地震に強い家にこだわったオーナー様に建築当時のお話を伺いました。
家づくりをはじめたきっかけは何でしたか?
2人(ご夫婦)での住まいを探していました。知人に新たに造成された土地を紹介してもらったのもあり、家づくりを始めました。
加藤工務店に決めていただけた理由は何でしょうか?
弟の友人からの勧めで、「加藤工務店は手抜きしない」と聞きました。家は完成すれば躯体は隠れてしまいますが、“見えないところもちゃんとしてくれる”と信頼できたのが決め手です。設計士さんがいて、大工さんがいて、木材のプレカットも自社でするという点も、木に対する責任がある「プロ集団」だと思いました。
建築中のエピソードを聞かせてください!最初から伝えていたご要望はありますか?
加工品を使わないでほしいと伝えました。無垢の木を使って、壁もクロスではなく塗り壁にしてほしいと…。自分自身が仕事の関係で年に500棟ほどの家を見ており、地震に強い在来軸組工法の家が良いと思っていましたし、設計士さんとは地震に強い家について意気投合し要望も聞いてくれました。見た目はシンプルに、軒は長めに出したい、リビングは「こういう風な雰囲気で」と大まかに伝えたら、言わなくても登り梁を提案してくれましたし、図面だけでなくパソコンで立体的に見せてくれたのも分かりやすかったです。
ご自慢の箇所を教えてください♪
家自体は30坪くらいなのに、居間がダイナミック。視界が抜けていきますし、この吹抜のおかげで、空気が家全体に回っていきます。あとは、動線もよくて収納も多い。建具やキッチンは他から取り寄せたいものがあって、それを入れました。加藤工務店には迷惑かけた部分もあったのかもしれないけど、施主の意を汲んでくれたのかなと思います。
“快適さ”についてはいかがでしょうか?

冬は居間の薪ストーブで家全体暖かいし、夏は2階のエアコン1台を稼働させれば風が階段を下りて1階の居間に冷たい空気を運んできてくれます。無垢の木や漆喰のおかげで、家の中はジメジメしません。特に一般的なフローリングとは裸足で歩いた時の感触が違います。
お引き渡しから12年ですが、住んでみていかがですか?

不自由が全くありません。こちらが何も言わずともつけてくれたたくさんの棚収納も、本当に必要な量だったのだなと感じています。遊びに来た親戚からも「収納がたくさんあっていいね」と言われたり、知り合いの建築士は加藤工務店でつけてもらった縁側を絶賛していました。家の強さも、震度5強の地震がきてもビクともしませんでした。
設計士からのコメント
この住まいの設計で大切にしたのは、自然素材の魅力を暮らしに溶け込ませながら、永く安心して住み続けられる家とすることでした。ご夫婦から「無垢材を使いたい」「珪藻土塗りで仕上げたい」「薪ストーブが欲しい」のキーワードをいただきましたので、木の温もりや漆喰のやわらかな質感を活かし、年月とともに味わいが深まる住まいを目指しました。また、構造は在来軸組工法を採用し、見えなくなる部分にも手を抜かず、耐震性に優れた堅牢な骨組みとしています。
空間づくりでは、シンプルながらものびやかさを感じられる居間にこだわりました。大きな吹抜と化粧梁によって、開放感と共に光や風が家全体を巡る計画としています。同時に、生活動線や収納も細部まで検討し、暮らしやすさを形にしました。
完成から10年以上が経ち、「今も不自由なく快適に過ごしている」と伺えることは、設計者としてこの上ない喜びです。この住まいが、ご夫婦の暮らしに寄り添い続けていることを心から嬉しく思います。
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