2018年 あらたな年

 

あけましておめでとうございます。

 

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

さて、今年より中古住宅の販売において「安心R住宅」の運用が開始されます。

 

2017年度の国土交通省の事業の中でも既存住宅のストック活用の大きな柱として「安心R住宅」というものを提唱し、2017年11月6日に告示公布されました。

 

 

事業者団体は国の審査・登録を経て、2018年4月より「安心R住宅」の商標を使うことができます。

 

 

 

皆さんにこの施策がどう影響するかというと、例えば、新築住宅よりも既存住宅の方が安く購入できる、実際の住宅を見て検討できる、周辺環境を確認できるということで、実際のニーズが多くなってきていますが、「不安」「汚い」「わからない」といった中古住宅の マイナスイメージがあり購入を見送ったり、トラブルが起きたりということもありました。

 

そこで、今まで不動産業が中古住宅を販売、仲介していましたが、国から認められた事業所団体(不動産業者・工務店・建築士・検査、履歴業、金融機関など)はリフォームの基準を設定し「安心R住宅」の商標をつけ商品として資産価値を高めることができます。

 

 

 

 

■「不安」の払拭

 

    新耐震基準に適合していて、建物状況調査等の結果、構造上の不具合や雨漏りがない住宅である。

 

■「汚い」イメージの払拭

 

    リフォームを実施していて、きれいな既存住宅。もしくはリフォーム前の場合、

    リフォームプラン(参考価格含め)がある。又、外装や主たる内装、水回りの現況写真等を情報提供する。

 

■「わからない」イメージの払拭

 

    建築時の情報やメンテナンスの状況、保険や保証、省エネ設備の情報を記載した書面がある、

    希望すれば確認できる。

 

どの要件にあう「品質が良く、安心して購入できる」と思う既存住宅を購入者は安心して選ぶ事ができるようになります。

 

団体登録の受け付けを開始が2017年12月1日より始まり、今現在全国で登録した団体数は1団体ですが、この制度が普及するには各異業種の連携が不可欠であり、ルール・組織作りに時間が必要とされるでしょう。

 

又、宅地建物取引士、建築士等は更なる知識の向上や豊富な業務経験があるスペシャリストが必須であり、この制度の購入者・売り主双方に理解されることにより普及が進んでいくと思われます。

 

その時に、不動産売買の主役となる消費者が、自ら進んで価値ある住宅を選び、その資産価値を維持・向上させる社会となっていくと思われます

 

 

2018年以降、120年ぶりの民法の改正や、住宅の温熱環境・耐震性の向上やZEH住宅、蓄電設備の普及促進など住宅を取り巻く環境は今までにない変革期の時代です。 

 

今年も弊社は、創業以来培ってきたチャレンジ精神のもと、変革に遅れることなく設計・施工に磨きをかけ、安心・安全・満足できる家づくりをしていく所存でございますので、今年も倍旧のご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

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